2023年10月12日
8月から募集をかけたXIOMと卓球王国のコラボ企画、「ジキル&ハイドZ52.5」のモニタリング試打。すでに紹介した第一弾に続き、試打感想[第二弾]を紹介しよう。ほぼ原文のままで、試打者の名前は個人情報の観点からイニシャル表記とさせていただいた。衝撃のモンスターラバー、その真の性能とは?
サービスの回転がかけやすかったです。飛距離が出てよく飛ぶので、後陣から引き返すのもやりやすいです。強打した時にボールが弧線を描きにくく、少し安定しないように感じました。(SM・20代男/卓球歴7年〜)
回転がよくかかってボールが伸びるし、下回転を打った時に他のラバーより入れやすく、威力が出ます。
弾むので強弱の調整が難しいのと、しのぎのボールでコントロールが難しい部分はある。ポテンシャルの高いラバーで、自分ではまだ使いこなせていない印象。使い続ければ慣れそうです。(KT・50代男/卓球歴21年以上)
最新のドイツラバーはほぼすべて試してきたが、現在の用具(『ディグニクス05』)を上回ると感じるものはなかった。このラバーは性能が非常に高く、性能の違いはあれど差はないと感じました。
直線的なドライブが打ちやすく、ボールが深く入る。回転量も十分にあるが、ボールの軌道が低く、相手に時間を与えないので決定力がある。対下回転のスピードドライブはものすごくやりやすく、どれだけ切れた下回転のボールでも前に持っていける。これは引っ掛かりの良さというより、球離れの良さが影響しているような気がする。
本当に硬いドイツラバーと比べるとそこまでの硬さは感じないが、強いテンションの影響で球離れが早く、ボールのスピードを殺すような技術は難しい。素晴らしいラバーですが、フィジカルも要求されるので、一般のユーザーにはあまりウケないかもしれない。(SN・20代男/卓球歴11年〜)
スポンジ硬度は52.5度ですが、思っていたほど硬さは感じないし、使いやすかった。ラリーでの引き合いで力負けすることがないし、相手の回転に押されないのでレシーブ時も使いやすい。
ただ、パワーがない自分には、おそらくこのラバーのポテンシャルが十分に生かせていないと感じます。ある程度パワーのある選手向けのラバー。(TI・50代男/卓球歴11年〜)
フォア面に使用しました。ワンコース限定で使用した時はシートの引っかかりが良く、ブロックもドライブも安定性がありましたが、試合形式でフォアにいろいろな球質のボールが来た時、思うようにコントロールできない。特に軽いボールに対して、軽く当てるとネットミスやオーバーミスが出た。どんなボールもしっかり打球できる上級者向けのラバーだと感じました。(SM・60代女/卓球歴21年以上)
良かったのは対上回転のドライブやループドライブ、ストップで、対下回転のスピードドライブは少しやりにくい。硬いのでハードヒッター向けのラバーだと感じました。カウンターなど相手のボールを利用すると楽に球が走るが、自分で打つ技術は少ししんどい。(KF・20代男/卓球歴11年〜)
現在は『ハモンドZ2』を貼っている表(おもて)面に使用。重量は4グラム増えたが、その分飛距離は増した。
シートが強い印象で、サービス、ドライブ、フリックなどがやりやすい。デメリットは重量がやや重いことで、あと2〜3グラム軽ければ個人的には最高ですが、しばらく使い続けます。(AH・30代男/卓球歴7年〜)
第一印象はめっちゃ飛ぶ。回転をかけるより、弾くように打ったほうが威力あるボールがいくように感じた。ドライブは深く入るけれど、直線的に飛んでいく。
飛ぶラバーですが、台上、特にストップがやりやすかった。これからの練習次第かもしれませんが、ループドライブだけはいつものように打つことができなかった。(NI・20代男/卓球歴7年〜)
ブロックするのは楽です。自分で振っていくと少し飛びすぎるので、省エネ卓球をするには都合が良いラバー。使いこなせると良いラバーだと思いますが、使いこなせるまで書い続けるのは難しいかも。(MH・40代女/卓球歴3年)
表示硬度よりも打球感が柔らかく感じた。そのため、ボールの食い込みも良く、自分の力を加えて威力のあるボールを打ちやすく感じた。
コントール面でも狙いやすく、台上技術も特に不自由なくこなせた。ぜひフォア面で使ってみたいラバー。(SO・20代男/卓球歴11年〜)