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なぜあんな破天荒なプレーが可能なのか!? ブラジルの奇才ウーゴ・カルデラノの相棒
ウーゴ ハイパーアクシリウム<HAL>

なぜあんな破天荒なプレーが可能なのか!? ブラジルの奇才ウーゴ・カルデラノの相棒ウーゴ ハイパーアクシリウム<HAL>

天然木材を愛する強打者ウーゴのため
至高の特殊素材入りラケットを製作

ひと際目立つイエローとグリーン、ブラジリアンカラーのウェアを身にまとい、コートを縦横無尽に駆け回るウーゴ・カルデラノ。彼の両ハンドから放たれる強烈なパワードライブは、時として、中国のトップ選手がそのラケットで触れることさえも許さない。

そんなウーゴの右手に握られている(たまに両手で持ったりもする)のが「ウーゴ ハイパーアクシリウム」、略称「ウーゴHAL」だ。XIOMは、彼との契約が始まった2019年当初からこのラケットの開発に着手。試行錯誤の末、翌2020年にウーゴ本人も大満足の1本が完成し、以来3年以上にわたって歴戦の供となっている。

ウーゴが好むのは、天然木材のしなやかさ。数年前まではトップ選手には珍しく、オール木材の5枚合板ラケットを使用していた。XIOM開発陣は、その木材ライクなソフトフィーリングの保持とさらなる威力向上の両立を企図し、全く新しい特殊素材入りのラケットを製作。見事に至高の1本を完成させた。

ミスが怖くないからフルスイング可能
繊細なボールタッチと破壊力の同居

アウターポジションに配されたハイパーアクシリウムは、従来のXIOMラケットに組み込まれていたアラミド繊維よりも強度・反発力を増しながら、天然木材に近い自然でしなやかな打球感を創出するハイテク素材。ボールのつかみ・走り・伸びがすばらしく、前中後陣のどこからハードヒットしても、ボールが相手コートに収まるコントロール性能を担保している。

ウーゴのようなハイリスク・ハイリターン型の破天荒なパワーヒッターは、時にミスを乱発して自滅する傾向があるが、ウーゴHALはそういった懸念を排除してくれるラケットだ。ミスが出るかもしれないという恐れがないから、思いのままにフルスイングできる。フルスイングするから、決定率が高まる。その相乗効果が、ウーゴを長く世界のトップランカーたらしめている原動力なのだ。

サービスのキレや変化、台上におけるウーゴ得意のエンジェルストップなど、純木材ラケットでしか実現できないと思われた繊細なボールタッチも自由自在。かと思えば、一発で相手コートを抜き去るパワーチキータやフラット強打を放つこともできる。このあたりは、アウターラケットならではの球離れの良さが生きている部分だ。

プレースタイルやレベルを問わず
万人におすすめできるハイバランス

このラケットをすすめたいのは、まずはやはりウーゴに憧れを抱き、彼のような豪快な一発強打で相手をねじ伏せたいというパワープレー志向者。特に、昨今流行りの飛びすぎる用具を使ってミスを量産していたようなタイプの暴れん坊は、プレースタイルを変えずに勝率を上げることができるから、ベストマッチと言えるだろう。

他方、ウーゴのようなフィジカルやスイングスピード、アグレッシブなマインドを持ち合わせていないという一般的なプレーヤーも、このラケットの高性能を存分に堪能することができる。丁寧で確実なボールタッチをプレーの柱とし、コントロールと戦略性で勝利をつかむタイプにとって、HALは非常に心強い味方となる。

何より、このラケットはボールを打っていて心地が良い。人間工学に基づいて設計されたグリップのフィット感も相まって、軽打でも強打でも、ドライブでもミートでも、ブロックでもカウンターでも、手に伝わる1球1打のフィーリングがマイルドで頼もしいのだ。

近年の卓球界では、少しでも攻撃の威力を増そう、決定力を高めようという設計思想による硬くて弾きの良いラケット、冷たくて機械的で尖ったラケットが主流となっているが、HALはひと味もふた味も違う。扱いやすく、親しみの持てる打球感には人間らしい温かみと包容力があり、プレーする喜びが感じられる。

強打者も技巧派も。勝ちたい人も楽しみたい人も。HAL=ウーゴ ハイパーアクシリウムは、非常に幅広いプレーヤーの思いを実現してくれる。扱いやすさと威力が絶妙なバランスで同居した名作を、あなたもぜひ手に取ってみてほしい。

カルデラノが使用するラケット(2022年当時)