XIOM

新着情報

ついに本家を超えたか!?
ジキハイ最新作C55.0は中国ラバーの究極進化形

2024年09月24日

ついに本家を超えたか!?ジキハイ最新作C55.0は中国ラバーの究極進化形

ウーゴ・カルデラノを
完全覚醒させたラバー

24年夏の大舞台、男子シングルスの主役のひとりとして観る者に強烈なインパクトを与えたウーゴ・カルデラノ。メダルには惜しくも手が届かなかったが、台上・前陣・中後陣のどこからでも入る破壊的なパワーショットで対戦相手を次々に打ちのめし、準決勝まで勝ち上がった活躍は世界中のファンを熱狂させた。

そのカルデラノの新兵器が、今回紹介する「ジキル&ハイド(以下ジキハイ)C55.0」である。一時はやや低迷気味だったカルデラノを再び世界のトップステージに呼び戻し、五輪で大爆発させたラバーと聞けば、ウーゴファンや用具フリークならずとも、いったいどんなラバーなのかと興味をそそられることだろう。

24年11月に予定されているリリースに先駆け、実際にサンプルを入手して試打した筆者のインプレッションを交えながら、期待の新作に迫っていこう。

C-TOUCHが中国ラバー
の使用感と利点を網羅

ジキル&ハイドC55.0の「C」は、CHINAの頭文字である。ただし中国製というわけではなく、他のXIOMラバーと同様にれっきとしたドイツ製ラバー。開発の際に目標とされたのは、それまで中国ラバーを使っていた世界のトップ選手がフォア面に使用しても満足できるフィーリングと得点力である。

C-TOUCHと名付けられたそのテクノロジーは、中国ラバー愛用者がラバーに求める数々の要素を完璧に近い形で網羅している。まずは打感。「硬くなければ中国ラバーじゃない」と考えるプレーヤーは多いだろうが、ここは軽くクリア。ハードでガチッと手ごたえのあるフィーリングは、まさに中国ラバーのそれだ。

次に回転系技術のキレ。薄いタッチ、浅いインパクトでボールをとらえた時にどれくらい回転がかかるかという部分は、中国ラバー使用者にとって譲れない一線だが、ここも問題なくクリア。下回転サービス、ツッツキ&ストップ、嫌らしさ重視のループドライブ(チョリドラ)などに、強烈な回転がかけられる。

そして、目一杯に強いインパクトでブチ当てた時に発生するバチーンという独特の打球音、ボールの走り・暴れ具合。これも本家中国ラバーに相当近いものが再現されていると筆者は感じた。XIOM契約選手の大多数が24年夏、フォア面をジキハイC55.0に変更したという事実からも、このラバーの「本物度」がわかる。

中国ラバープラスαの
メリットが目白押し

そのように使用感と球質を限りなく本家中国ラバーに近づけながら、中国ラバーにはないオリジナルなメリットもたくさん備えている。まずは安定感。中国ラバーの中には、たまに不可解なミスショットが出るものがあるが、このジキハイC55.0はミスタッチがほとんど出ないため、安心してプレーできる。

ここは、小規模工場で1枚1枚を丁寧に生産しているジキル&ハイドシリーズの徹底した品質管理の賜物だと感じる。ラバーのどこに当たってもボールが不安定な挙動をしないのだ。巷で「アタリ・ハズレ」があるとも言われる中国ラバーとは一線を画すパフォーマンスの安定性は、高く評価できよう。

もうひとつは、スピードだ。とりわけ強粘着タイプの中国ラバーでスピードボールを打とうと思えば、かなりのスイングスピードとインパクトの強さを要求されるが、微粘着タイプで適度に球離れの良いジキハイC55.0では、それほど力まなくても十分にスピーディーなショットを放つことができる。

また、性能の持続性という意味でも、本家中国ラバーにはないメリットがある。ジキハイC55.0は、本質的にはドイツ製テンションラバー。一部の中国ラバーのように補助剤などの後加工を必要とせず、内蔵されたテンション効果がずっと続くため、スピンもスピードも高水準を保ったまま長持ちするのだ。 <続く>

ジキル&ハイド C55.0

¥ 11,000(税込)
誰もが絶賛する微粘着テンションラバー
ウーゴ・カルデラノ(9月世界ランキング3位)使用

2024年11月発売予定