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5カ国語を操り、バク宙を軽々とこなす超人、
カルデラノは念願の世界メダルを手にするのか!?

2025年05月16日

5カ国語を操り、バク宙を軽々とこなす超人、カルデラノは念願の世界メダルを手にするのか!?

世界選手権ドーハ大会で
南米初の世界メダルを狙う男

明日から世界選手権ドーハ大会が始まる。日本選手の活躍も期待されるが、もう一人注目したい選手がいる。ブラジルのウーゴ・カルデラノだ。彼は4月のワールドカップでアメリカ大陸出身の選手として初のタイトルを獲得し、現在、世界ランキング3位に位置している。ワールドカップでは、張本智和(日本)、王楚欽(中国)、林詩棠(中国)の当時の世界ランキング1位、2位、3位を連破し、文句なしの優勝を遂げた。

カルデラノはスカイサービスを駆使し、両ハンドからのパワーボールを最大の武器としている。初の世界選手権メダルを狙う彼は、2021年東京五輪の準々決勝でオフチャロフに惜敗。また、パリ五輪では準決勝と銅メダルマッチで敗れた。さらに、2021年の世界選手権ヒューストン大会でも準々決勝で梁靖崑(中国)に対し3-0とリードしながらも大逆転負けを喫し、メダルを逃している。

「過去の2回のオリンピックや、2021年の世界選手権の準々決勝での梁靖崑戦で3-0とゲームをリードしながら逆転負けをしましたが、いつか自分の時代が来ると信じ続けていました。強い気持ちでハードな練習を続け、諦めずに卓球と向き合ってきました」と彼は語っている。
ポルトガル語、スペイン語、フランス語、英語、ドイツ語の5カ国語を操り、プールに潜りながらルービックキューブを完成させたり、自分で投げたフリスビーに猛ダッシュで追いついたり、バク宙を軽々とこなすなど、頭脳だけでなく類まれな身体能力を持つ男だ。果たして、史上初の南米大陸の世界メダリストは誕生するのだろうか。

PHOTO ITTF