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南米初のメダリスト、カルデラノ対梁靖崑の死闘を見たか!?
「本当にクレイジーな試合だったよ」

2025年06月19日

南米初のメダリスト、カルデラノ対梁靖崑の死闘を見たか!? 「本当にクレイジーな試合だったよ」

メダルを目前に無念の涙を流し続けたカルデラノが、
ワールドカップを経て変身した

●男子シングルス準々決勝

カルデラノ(ブラジル)4(11-4、11-6、9-11、11-7、12-10)1安宰賢(韓国)

●男子シングルス準決勝

カルデラノ4(15-13、11-7、8-11、11-8、3-11、7-11、11-9)3 梁靖崑(中国)

●男子シングルス決勝

王楚欽(中国)4(12-10、11-3、4-11、11-2、11-7)1カルデラノ

5月24日、カタールの首都ドーハで開催された世界卓球選手権個人戦は、男子シングルス準々決勝を迎えていた。
その中で、カルデラノ(ブラジル)は梁靖崑(中国)と死闘を繰り広げた。先に3-1とゲームをリードし、決勝進出に王手をかけたカルデラノ。
しかし、そこから梁靖崑が巻き返し、3-3のフルゲームにもつれこんだ。

最終ゲーム、カルデラノは0-3とビハインドを背負うが、そこから怒涛の10連続得点で10-3とマッチポイントを握る。誰もが勝負ありと見たその瞬間、梁靖崑が6本連取し、10-9まで迫る。カルデラノは空振りをするなど、極度の緊張に襲われたが、最後はバックドライブを振り切り、激闘を制した。

試合後、カルデラノはこう語った。
「これは本当に”クレイジーな試合”だった。最後のゲームは最初0-3で負けていたけど、その瞬間、自分の中に”絶対に勝てる”というエネルギーを感じたんだ。自分でもどこからその自信が湧いてきたのか分からないけど、解決策を見つけてプレーを改善できた」

決勝進出を決めて床に倒れ込むカルデラノ

この勝利で、カルデラノは南米勢として初の世界選手権メダルを確定させた。
これまで幾度となくビッグゲームでプレッシャーに苦しみ、メダルを目前に涙をのんできた彼だが、4月のワールドカップで優勝カップ以上の「大きなもの」を手にしていた。それが「自信」だった。

準決勝で限界を超えたカルデラノは、決勝で王楚欽に敗れたものの、戦い抜いた実感をこう語っている。
「今日はベストパフォーマンスを出せなかった。身体の疲労が大きく影響した。昨日の試合が厳しかったから、本当に疲れが抜けきっていなかった。試合中も立て直そうとはしたけれど、もう体に何も残っていなかった」

それでも大会全体を振り返り、前向きな言葉を残している。
「この大会は信じられないほど素晴らしいものだった。最終的には、自分のベストを尽くせた。ずっと目標にしてきたことだったから、このメダルはとても意味のあるものだ。これからもさらに高みを目指したい。世界チャンピオンになりたかったけど、まだチャンスはあるはず。次に向けてレベルを上げて挑戦し続けるつもりだ」

それでも大会全体を振り返り、前向きな言葉を残している。
「この大会は信じられないほど素晴らしいものだった。最終的には、自分のベストを尽くせた。ずっと目標にしてきたことだったから、このメダルはとても意味のあるものだ。これからもさらに高みを目指したい。世界チャンピオンになりたかったけど、まだチャンスはあるはず。次に向けてレベルを上げて挑戦し続けるつもりだ」

カルデラノ使用ラバー

●ジキル&ハイド C57.5(フォア面)

*カルデラノはフォア面に「ジキル&ハイド C57.5」を使用、コントロールを重視するバック面には「ジキル&ハイド C52.5」を使用。
57.5は硬めのラバーなのでハードヒッター向け。もう少し使いやすいものを選ぶなら、「ジキル&ハイド C55.0」がおすすめだ