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カルデラノがWTTリュブリアナで
全日本チャンピオン戸上に勝ち、
世界王者の樊振東にあと一歩。惜しい3位

カルデラノがWTTリュブリアナで全日本チャンピオン戸上に勝ち、世界王者の樊振東にあと一歩。惜しい3位

(スロベニア)大会で活躍し、世界ランキング5位の実力を証明した。

2回戦で世界ランキング40位の趙勝敏(チョ・ソンミン/韓国)を3−1で、続く3回戦では同29位のクリスチャン・カールソン(スウェーデン)をストレートで下し、準々決勝に進んだウーゴ・カルデラノ(ブラジル)。続く準々決勝では張本智和を破り、勢いに乗る日本の戸上隼輔を3-2(4-11、11‐8、11‐7、8-11、11-6)で競り勝ち、準決勝へ駒を進めた。

準決勝では世界チャンピオンの樊振東(ファン・ジェンドン/中国)と対戦。第1ゲームを6本、第2ゲームを7本で落としたカルデラノだが、続く3、4ゲーム目を11−6、11−4で一気に取り返し、勝負は最終ゲームまでもつれた。最後は7本で落とし、惜しくも2−3で敗れ、大魚を逃した。

カルデラノは2023年にすでに2つのWTTシリーズタイトルを獲得しており、この樊振東との試合でも合計の得点では樊振東が43点、カルデラノが42点とほぼ互角の戦いだった。相手の樊振東は試合後にこう語っている。「難しい試合だった。3、4ゲーム目は相手が変化をつけてきて取られてしまった。この試合に勝つことができたことは非常に価値がありました」。

カルデラノは全日本チャンピオンの戸上に競り勝ち、世界チャンピオンの樊振東にもあと一歩まで近づくことができた。

7月31日から南米ペルーのリマで行われるWTTコンテンダーに参戦。世界12位のオフチャロフ(ドイツ)、同16位のA・ルブラン(フランス)、ファルク(スウェーデン)、李尚洙(韓国)、フレイタス(ポルトガル)などの世界の強豪が顔を揃える。故郷ブラジル、リオデジャネイロのWTTコンテンダーはその後に続く。

(写真提供はWTT)